光ケーブルのＬＡＮを整備
宇都宮市中央卸売市場、情報管理アップ
市場管理業務のＩＴ化を図る
栃木県宇都宮市は中央卸売市場の情報システム化を進めるため、場内に光ケーブルのＬＡＮシステムを整備した。
これにより、�＿群饉劼�ら市場開設者への販売原票提出、�⊃柔繊Φ�可、��市況・統計情報提供、�で箴紊欧覆匹諒鷙陝↓セ楡濟藩冦舛篥典せ藩冦舛力⇒蹇∪禅瓠宗修覆匹鮠霾鵐轡好謄牴修掘∋埔豐浜�業務の合理化と情報提供の促進を図った。
農水省の07年度事業「強い農業づくり交付金」を活用した。
市場内ＬＡＮを活用して、将来は卸と仲卸との売買精算や販売業務をＩＴで合理化することも期待されている。
管理業務をＩＴで合理化
市況と入荷状況をディスプ
レーに表示
宇都宮市中央卸売市場は1975年に建てられてから33年が過ぎている。そこで、設備の補強、補修と併せて、農水省の市場整備事業計画で示されている情報システムの取り組みを検討していた。07年度の同省「強い農業づくり交付金」も活用し、光ケーブルのＬＡＮシステムを整備した。
光ケーブルは、市場の正門に近い管理事務所から、敷地の主な建物の中央部分を貫く形で直線的に約400ｍ、支線系メタルケーブルを含む総延長で800ｍほど設置した。
ＩＴインフラの導入により、市場業務管理の大幅な合理化が実現した。
卸会社は毎日の販売原票を、これまでは紙の伝票で提出していたが、卸会社の販売管理コンピュータから出力した販売原票データ形式で電子提出を行い、ペーパーレス化を図った。
市況情報は月報・年報を公表してきたが、ＩＴ化により市況と入荷情報が当日中に日報としてまとめられ、水産と青果売場に設置した大型液晶ディスプレイに表示・公開し、また、同市場ホームページでも毎日公開できるようになった。
市場施設使用料金のデータ入力や請求業務では、特に電気使用料の検針業務を大幅に合理化した。
これまでは外部業者がメーターを検針しデータ入力していたが、ＩＴ化により、市場職員がハンディーターミナルを使いデータをその場で入力。これによって料金徴収のための集計や請求通知が手書きによるミスをなくし、正確に行えるようになった。外部委託費用も削減できた。
公文書となる申請・許可書類は共通帳票キャビネットからプリントアウトで取り出せるようにした。
同市場管理事務所では「市場のＩＴインフラ整備の意義と価値は大きい。将来的には、市場内ＬＡＮを活用して、卸と仲卸との売買精算や販売業務のＩＴ活用、場内セキュリティ、ビル設備監視などを図り、市場機能や卸売業務の活性化、近代化を積極的に進める契機となることを大いに期待している」と語っている。