キューサイ分析研究所は国内最大の加工品向け一斉分析パッケージ「農薬・動物用医薬品等728種一斉分析」を開発し、受託開始した。
農薬と動物用医薬品を一度に728項目分析できるパッケージ。
天洋食品事件をきっかけに、検疫所でも冷凍加工食品の残留農薬検査を開始したが、冷凍食品のような加工度の高い食品でも自主的に残留農薬分析を行なう企業が増えている。
また加工品では農産品と水畜産原料を組み合わせた製品が多いため「農薬・動物用医薬品等（抗生物質等）を幅広く検査したいという要望が多かった」(同研究所)。
分析価格は１検体38万8500円（税込み）、１項目当たり533円(同)。検体到着後、最短で５営業日で分析結果を報告する。
同研究所によれば「他の分析機関で断られた検体や分析できなかった検体の依頼を多数いただいている」という。特に加工食品の分析は難しいといわれ、高度な技術と経験が求められる。同研では「お断りしないサービス」を掲げ、どんな検体でも積極的に取り組んできた結果「磨き上げられた技術と経験で、加工食品の分析も可能とした」という。
同研究所は厚生労働省の登録検査機関、青汁のキューサイ�蠅�49％出資している。