水産総合研究センターは学識経験者等で構成する「水産業エネルギー技術研究会」を発足させた。燃油高騰で漁船漁業が危機的状況にあるため、研究会では漁船漁業、養殖業、流通を含めた水産業の効率的エネルギー利用による経営安定化を図るためのエネルギー消費構造の実態を把握し、今後の取り組むべき研究開発の方向性を検討する。
水研センター業務企画部を事務局とし、委員は水研センター理事長が委嘱した学識経験者等で構成。必要に応じて作業部会（エネルギー利用適正化作業部会、水産物適温管理設定作業部会、ＬＥＤ導入推進研究作業部会）を設置する。
第１回研究会は８月８日開催した。第２回の研究会を11月開催し、併せて作業部会の報告ととりまとめを行う。第３回研究会は来年２月に行い、体系的な研究開発体制の推進や開発技術を現場に導入する施策のとりまとめを発表、次年度以後の活動方針の検討とその確認を行う。