チルドすき身のラインはその後も段階的に改善を進めた。屋台をより小型化し、同時に製造カンバン、秤の改善等も進み、4名で作業できるレイアウトが完成した。空いたスペースでは新たに他の商品の生産を開始した。
屋台を小型化した
10人だった作業が4人で出来るようになった
当初はムダを見つけて改善したというより、改善が進んだことで何がムダだったのかがわかるようになったといえる。
それまで懐疑的だった人も、チルドの改善で工場にスペースが出来、省人化がどんどん進んだことが原動力となって、コンベアの撤去に反対しなくなった。
いよいよ静岡センターはコンベアを取り除くことを決めた。とはいえ、万が一失敗しても元にもどせるように、慎重にコンベアを切断した。 (つづく)