炉内も水洗いできる新型高周波解凍機

 山本ビニターは高周波解凍装置の新型機種「テンパトロンFRT-8N」型をこのほど発売開始した。従来機に比べ解凍炉内の水洗いが可能になり、手入れが簡単になった。ワイドな小型で、多品種少量の食材を短時間で解凍する必要がある業種に適している。
 高周波は電子レンジに使われているマイクロ波より波長が長く、比較的内部から均一に解凍できる。テンパトロンは5〜30分で均一に解凍でき、緊急の注文や短期納入に即応できる。このため見込み生産によるロスが出にくい。ドリップの流出が少ないため、品質のばらつきが少なく、歩留まりが向上する。
 新型機の解凍テーブルの奥行きは既存の小型機種「FTR-5NT型」と同じ60cmだが、幅は1.5倍の1200cm。処理能力は時間当たり120〜140kgでほぼ倍。

テンパトロンFRT-8N」