冷食初の機能性表示、日水11月から
 「きんぴら」など4品、丼の具は来春

 日本水産は機能性表示食品として冷凍食品では初めて、和惣菜4品を11月から発売する。以前から申請していたが8月15日と同19日付で相次いで受理された。
 既発売商品の市販用「今日のおかず ひじきの煮つけ」と「同きんぴらごぼう」はパッケージに機能性を表示し発売する。2品ともこれまでは「EPA+DHA★★★450mg」と表記し『海から、健康EPA life』シリーズのロゴを打ち出していたが、申請が受理されたことで、機能性をアピールできることになる。

既発売品に機能性表示を加えて11月から発売する

 新たに「切干大根」と「筑前煮」を加える。
 また「今日のおかず 海鮮カレー丼の具」と「同海鮮中華丼の具」は既発売商品と切り換え、棚替えに合わせて機能性表示食品を来春改めて発売する。
 同社の魚肉ソーセージ、缶詰、スープ類では8品が機能性表示食品と認可されている。
 今回、冷凍食品と同じ時期に、ちくわ2品と、かまぼこ、魚肉ソーセージ、スープの加工食品計5品も機能性表示認可を受けた。
 これで同社の認可商品は加工品10品、常温3品、冷凍食品6品、計19品と一気に増えた。
 同社はEPA、DHAに関連する研究を続け、知見を蓄積するとともに、商品開発を積極的に進めており、機能性表示食品を全社的取り組みとして早くから申請していたが、なかなか受理されず、売場展開が当初より遅れていた。
 大木伸介取締役常務執行役員(食品事業執行)は「申請受理に関しこれまで多くの関係者、取引先にご心配をかけたが、これで冷凍食品でも機能性表示食品を打ち出すことができる」と期待を語っている。

日水の機能性表示、冷食含め19品に

 日本水産は機能性表示食品の認可を8月19日までに食品合わせて19品受理された。このうち6品は発売済。冷凍食品では「今日のおかず」シリーズの和惣菜4品を11月から、丼の素2品を来年春から表示付で販売する。