有職女性のストレスを調査

 江崎グリコは全国の30〜40代の有職女性を対象に、夏の仕事環境に関する実態調査を行った。
 有職女性に仕事のストレスについて聞くと、「給与が低い」(46.6%)、「上司との関係」(28.6%)、「職場の雰囲気」(28.2%)、「同僚との関係」(26.8%)、「休みがとりづらい」(22.4%)などが上位にあがった。
 仕事ストレスの原因と仕事環境の関係を見ると、自分よりも年上の部下がいる年下上司女性は、全体と比べると「仕事の量が多い」、「休みがとりづらい」と強く感じていた。
 また、仕事の裁量が大きく仕事を任されている女性は、「働き甲斐がない」と感じることは少ないが、「仕事の量が多い」と感じている。残業が多い働き女性も「働き甲斐がない」とは感じないものの、「仕事の量が多い」、「休みが取りづらい」と感じている。がんばる有職女性ほどストレスが高くなるとみられる。

 ジェネレーションギャップを感じるコトについて聞いたところ、30〜40代の有職女性にとっては、「むちゃぶりをする」(67.0%)、「過去の武勇伝をアピールする」(63.0%)などバブル上司により強くジェネレーションギャップを感じていた。
 団塊ジュニアやロストジェネレーションと呼ばれる30〜40代だが、職場では20代のゆとり世代(1987年〜2004年生まれ)と50代のバブル世代(1960年代生まれ)に挟まれている。これらのバブル上司の行動は、有職女性のストレスの原因となっている。

甘い飲み物で一休み

 有職女性たちが頭を使う時間帯を聞いたところ、「午前中(〜12時頃)」(81.2%)が最も多く、次いで、「15時台」(56.2%)、「14時台」(56.0%)、「16時台」(52.6%)の順。一方、休みを取りたい時間帯は、「12時台」(36.6%)の昼食時、「15時台」(34.6%)のおやつタイム、そして1日のしめくくりの「21時以降」(31.8%)だった。
 アタマの疲れを感じた時の気分転換アイテムは、「甘いもの」(73.2%)がダントツトップ、次いで「コーヒー」。
 仕事中のひと休みの方法は、「甘いものを食べる」(52.8%)、「トイレに行く」(50.2%)、「コーヒーやお茶を飲む」(49.4%)、「雑談をする」(44.4%)。満足度を聞くと、「雑談をする」(92.8%)、「甘いものを飲む」(92.1%)の順となり、「甘いものを食べる」(90.6%)よりも甘いものを飲む方が満足度が高かった。
 仕事中にできる頭と心のひとゆるみ行為を聞くと、「甘いお菓子を食べる」(87.2%)、「甘くないお菓子を食べる」(61.4%)、「甘いミルク入りコーヒーを飲む」(60.0%)、「甘くないコーヒーを飲む」(56.0%)の順で、甘くないものより甘いものによる息抜きがより効果的なことがわった。

 調査はインターネット調査で全国の働く女性30代250人、40代250人を対象に6月19〜20日に行なった。