マザーセンター稼働、1億円の利益改善見込む

 ユニーグループホールディングスはユニーグループ共同物流の拠点となる「ユニーグループマザーセンター」(愛知県小牧市、トーカン物流センター内)を21日から稼働開始した。各メーカーが商品を一括配送するため、年間約1億円の利益改善を見込む。
 今年2月から中京地区で実験運用し、21日からプライベートブランド「スタイルワン」、「プライムワン」の一般加工食品(菓子・飲料を除く)を対象に、計画を前倒しして稼働した。
 メーカーがマザーセンターに商品を一括納入し、同センターから全国32カ所(ユニー6カ所、サークルKサンクス26カ所)の物流センターに向けて仕分け・配送する。ユニーグループの計画では、3年目の15年度に年間7億円の利益改善を掲げている。
 同社グループは、小商圏に対応するミニスーパーの増加により、一般加工食品の商品改廃はさらに増加すると予想。マザーセンターを通じて各物流センターの在庫量を一括管理する。コンビニエンスストアでは比較的動きが少ない調味料などの一般加工食品についても、在庫を適切な水準で維持することができ、機動的な改廃が可能になると見込んでいる。

 フードエンジニアリングタイムス(FEN)2013年10月23日号掲載