コラム『ひろい書き』
中国で売場を拡張している食品、開発のヒントか

 中国でヒットするモノを探し続けていると……。北京のスーパーで大陳(大量陳列)、青島の日系スーパーや外資ハイパーでも売場を拡張し、売場に新しい専門店が登場。上海では食料品スーパーでも高級デリカ店でも専用コーナーを設けている。注目の食材。それは「蜂蜜」。広口の大瓶1本が100〜500元(1500〜7500円)と高いが、中国人に聞いたら「確かに最近よく買う」。お湯で溶いてお茶代わりに飲んだり、コーヒーの砂糖代わりにも。なぜ蜂蜜?「健康にいいから」。どうやら人気は本物。しかも「純度が高い安心できる日本製の商品なら、中国人は買う」と誰もが薦める。これは日本企業のチャンス。でも、残念ながらそれを加工食品にどう使えば売れるのかが見えない。