マレーシアに合弁会社を設立

 吉野家ホールディングスはマレーシアに合弁会社を設立する。同国でレストラン事業などを展開する企業グループ、Texchem Resources Berhad(TRB)と共同出資により設立する。
 合弁会社をフランチャイジーとして、吉野家HDに属する事業会社がマレーシアで「はなまる」と「吉野家」ブランドで展開している和食のファストフードレストラン事業を推進する。
 両社の基本合意には、TRBの100%出資子会社でレストラン事業を運営するSushi King Sdn.Bhd.(SK)への資本参加も含まれている。
 吉野家HDの持分比率は30%を目途とし、SKがマレーシアで展開するレストラン事業の経営ノウハウを共有する。一方で、吉野家HDが保有する生産、流通、販売などのノウハウをSKに提供することで、合弁会社を通じて、マレーシアにおける事業展開を推進する。
 TRBは1973年設立のマレーシア法人であり、現在マレーシア証券取引所に上場し、工業部門、ポリマーエンジニアリング部門、食品部門及びレストラン部門と幅広い事業を展開する。
 中でもレストラン部門ではマレーシア随一の店舗数を誇る寿司レストランのSushi King事業を中心に業績を大きく伸ばしている。