かわかみは除菌剤「キンコロスウォーター」の拡販をめざしている。帆立貝の貝殻を原料とし、独自製法で製造したナノサイズのカルシウムがベース。食中毒問題を受け、野菜洗浄マニュアルなどを添えてユーザーに呼びかけている。
原料は全て食品添加物で構成しているため、手やまな板だけでなく食品にも直接噴霧できる。京都大学と10年かけて研究したもので、食品の製造現場で安定して使用できるものをめざした。
原料にこだわり、水の浄化や殺菌剤として昔から使用されている貝殻カルシウムに着目、帆立貝の貝殻を厳選した。また、カルシウムを殺菌対象に効率よく浸透させるため、ナノ化技術を駆使。カルシウムの分散性を高める配合にも留意した。昔ながらの知恵と最新技術を融合しており、「非加熱食品で品質劣化の原因となる乳酸菌、酵母に対しても高い殺菌効果を発揮する」(同社)という。