昨年の外食は微減、中国産問題も影響

 日本フードサービス協会(JF、櫻田厚会長)が協会会員社を対象に調べた昨年1〜12月の全店売上高は0.2%減とわずかに下回った。客数は2.9%減。天候不順の月が多く、売上高、客数のマイナス要因となった。7月には中国産の鶏肉問題が表面化し、一部の業態が大きな影響を受けた。
 ファミリーレストラン、ディナーレストランなど比較的客単価が高い業態が概ね好調だった。原材料高騰によるメニュー改定等もあり、全体で客単価が2.7%増とプラスになった。
 業態別の昨年トータルの売上高、客数、客単価は次の通り。
 ファストフード=売上高2.1%減、客数4.2%減、客単価2.2%増。
 ファミリーレストラン=売上高3.2%増、客数0.3%増、客単価2.9%増。
 パブ・居酒屋=売上高5.0%減、客数3.7%減、客単価1.3%減。
 ディナーレストラン=売上高4.0%増、客数1.5%増、客単価2.5%増。
 喫茶=売上高0.1%増、客数2.9%減、客単価3.1%増。

12月の外食、曜日や天候響き2.8%減

 JFの会員社を対象に調査した12月単月の全店ベースの売上高は2.8%減、客数4.8%減、客単価2.1%増。日曜日が1日少なく、しかも降雪に見舞われた地域や、全国的に寒い日が多かったことなどが売上高と客数のマイナス要因となった。客単価は堅調。
 12月単月の業態別売上高、客数、客単価は次の通り。
 ファストフード=売上高5.6%減、客数5.8%減、客単価0.1%増。
 ファミリーレストラン=売上高1.2%増、客数3.5%減、客単価4.9%増。
 パブ・居酒屋=売上高7.0%減、客数5.7%減、客単価1.4%減。
 ディナーレストラン=売上高1.7%増、客数0.9%減、客単価2.6%増。
 喫茶=売上高1.7%増、客数2.3%減、客単価4.1%増。