牛すき鍋膳、1000万食突破

 吉野家が昨年10月29日から発売を再開した牛すき鍋膳の販売数が1000万食を突破した。熟成肉とダシの改良で、前回よりブラッシュアップした。牛チゲ鍋膳も200万食を突破し、鍋膳合計で1200万食となった。

熟成肉とダシの改良で、前回よりブラッシュアップ

 「うまい、やすい、ごゆっくり」がコンセプト。簡易式コンロで牛肉や長ねぎ、豆腐などを煮込みながら食べるメニュー。第1弾は2013年12月から14年5月まで期間限定で販売し、早さ重視の牛丼チェーンでは初の試みとして注目を集めた。
 前回の好評を得て、昨年10月から再発売したメニューには熟成肉を使い、ダシのうま味を向上させた。牛丼で使っている牛肉よりも赤身の比率が高く、より熟成肉のうま味が味わえるという。ダシはしいたけを使って深みを出した。「牛チゲ鍋膳」にはあさりを加え、うま味を引き出す辛さも出した。
 第1弾の牛すき御膳は13年12月4日から14年5月末まで6カ月間の累計販売実績で1400万食。再発売に当たり、吉野家の河村泰貴社長は「今回はそれ以上をめざす」と話していたが、すでき前回を上回る勢いで推移している。

 この熟成肉を取材した吉野家東京工場の訪問記はFENのバックナンバーで読むことができる。