コラム『ひろい書き』
都合の悪いことも史実通りに

 創業100周年記念で「100年史」を刊行した日本水産の垣添直也社長。「この種の記録は都合がいいことばかり載せることが多いが、それはやめよう」と産業史研究家に執筆を依頼し「外から見て事実を伝える」内容に仕上げた。ニッスイをいま一番詳しく知っているのが垣添社長だけに、自ら内容を吟味し、筆も入れた。完成して垣添社長「ニッスイの思想も良く示されている」ので社員には「しっかり読め」と求めている。社員に限らず、ニッスイとの取り引きを伸ばしたい取引先企業にはバイブルとなるかも。