バイヤーと地方食品メーカーをつなぐWEBサービス

 リンクアンドシェア(大阪市)は全国のバイヤーと地方の食品メーカーを“仕事・企画”でマッチングさせるBtoB向けWEBサービス「クラウドフードプロジェクト」を開設した。買い手企業からはPB商品の製造依頼、作り手企業からは自信のある商品をアピールするなどWEBを通じて双方をつなぐ。

 全国の小売・外食・通販会社などから寄せられた仕事・案件をWEB上に掲載。興味を持った製造工場がエントリーし、バイヤーと商談がスタートする。
 掲載する食品関連の仕事・企画は「芸能人のコンサートグッズを作りたい」、「ワインに合うおつまみを集めたい」など様々。
 商談が成立しやすいように企画・開発段階で必要に応じて食品開発の経験を持つスタッフがサポートする。仕事の閲覧・会員登録・エントリーまでは完全無料の成果報酬型サービスを展開する。

WEBサービス「クラウドフードプロジェクト」のTOPページ

 地方の食品メーカーは、製造面で原材料の調達のしやすさ、安価な人件費など有利な面があるが、営業面では消費地から遠いことで十分に営業活動を行えず、仕事や企画があっても情報が手に入らないという問題を抱えている。
 また、小売店、外食などのバイヤーは「自社オリジナル商品を開発する際、製造工場が見つけられない」、「○○フェアを開催したいが提案が集まらない」、「売れそうな商品が見つからない」といった不満を抱えている。
 この問題を解決するため、同社は全国のバイヤーから寄せられた“仕事・企画”をWEB上に掲載し、地方にいながら全国の製造・企画案件情報を得ることが出来るサービスサイト「クラウドフードプロジェクト」を開設した。
 今後の展望について同社では「WEBでの仕事募集に加えて、営業を強化し、海外からの仕事案件やメディアとのコラボレーション企画など、バリエーションに富んだ仕事・企画を掲載する」としている。