物流ＩＴ企業と資本業務提携、アプリ開発を進める
簡単な操作で作業実績の記録・進捗確認が可能
プロロジスは物流ＩＴスタートアップの�蝪烹妝劭腺裡庁�（東京都品川区、岡澤一弘社長）と資本業務提携したと10月28日発表した。倉庫内業務を可視化するアプリ「ロジメーター」の開発と普及を加速する。
プロロジスは入居企業の課題解決を図るため、近年はスタートアップとの連携を加速しており、今回の資本業務提携では作業管理者の負荷軽減、庫内オペレーションの効率化を支援する。
「ロジメーター」は作業の進捗状況を可視化するクラウド型システム。入荷計上や入荷前包装、棚付け、ピックなどの各種作業内容をタブレットのアプリに登録することで、作業の進捗状況をリアルタイムで把握できる。また、蓄積したデータに基づいて収支管理や生産性分析に活用することも可能。
倉庫内にはＷＭＳ（倉庫管理システム）がフォローできない作業が多くあり、そうした場合は「レイバーコントロール」（作業量に合わせた適切な人員配置）のために各作業の進捗状況をホワイトボードなどに手書きし、作業終了後にエクセルなどに入力・集計するケースが多い。
「ロジメーター」は作業進捗に応じたレイバーコントロールが可能になるため、管理者の負荷軽減や庫内オペレーションの効率化を実現できる。初期投資は不要。月額利用料だけ。両社は昨年から共同開発に取り組み、プロトタイプ版のトライアルを経て今年４月に製品化した。これまでに大手物流や３ＰＬ、国際フォワーダーなど20社が導入している。
今回の資本業務提携は追加機能の開発が目的。具体的には�（�数契約物流間での作業者横断機能、��独自の予算グループで管理できる機能、��残業などの割増賃金のカウント機能、�ご崟榿颪魎泙瓩娠娠勅�支計算機能、�ソ仟犇弌�休憩時間の登録、管理、連携機能などを来年初め頃までに実装する。今後２年間で約500件、５年間で2500件の導入をめざす。
倉庫内の各種作業の進捗状況をリアルタイムで把握できる