日本初、魚肉ペプチドで疲労感を軽減

サプリメント「魚肉ペプチド
サカナのちからB」

 鈴廣かまぼこ(神奈川県小田原市、鈴木博晶社長)のサプリメント「魚肉ペプチド サカナのちからB」3商品が29日、「疲労感の軽減」に関する表示で機能性表示食品として消費者庁に届出を受理された。魚肉ペプチド(イソロイシルアルギニン、アルギニルイソロイシンとして)を関与成分とした製品が受理されたのは日本初となる。

 鈴廣かまぼこでは、魚たんぱくの栄養・健康機能の研究の中から、蒲鉾に使用する魚のすり身を酵素分解した「魚肉ペプチド」の働きに着目し、2007年に栄養補助食品「サカナのちから」シリーズを発売。その後も社内研究部門「魚肉たんぱく研究所」や関西大学、神奈川歯科大学などとの共同研究により、魚肉ペプチドの様々な機能性について検証、論文発表してきたが、数多いペプチドのうち、どのペプチドがどのような機能性に関与しているかという分析が課題となっていた。

星薬科大と臨床試験を実施

 今回、星薬科大学との研究で、魚肉ペプチド中の「イソロイシルアルギニン」「アルギニルイソロイシン」の抗酸化機能が日常生活で感じる身体の一時的な疲労を軽減することが明らかとなった。「魚肉ペプチド サカナのちからB」を使用した疲労感に関する臨床試験を実施し、その研究データに基づき機能性表示食品の届出を行った。