新型電動フォークリフト2機種を発売

 豊田自動織機・トヨタL&Fカンパニーは、新型0.7‐1.5t積3wayフォークタイプ電動フォークリフト「Rinova Rack stocker(リノバ ラックストッカー)」と、新型1.0‐2.5t積4wayリーチタイプ電動フォークリフト「Rinova All way(リノバ オールウェイ)」を9月27日発売した。

 左 ラックストッカー 右 オールウェイ

 ラックストッカーはフォーク部分が左右に180°回転するので、車両の向きを変えずに前方・左右3方向の荷役作業ができるフォークリフト。ラック間の通路幅を車両幅とほぼ同等に抑えることができるので、スペースを有効に活用できる。
 オールウェイは前後、左右、斜めと、全方向に走行ができるフォークリフト。車両の向きはそのままで横移動できるので、長尺物運搬通路の省スペース化に貢献する。
 今回のモデルチェンジではそれぞれの商品で連続稼動時間をクラストップレベルに向上させ、旋回速度制御・簡易荷重計などを標準搭載して安心・安全機能の充実をはかった。
 また両商品ともに、IoTを活用した稼動管理システム「TOYOTA T_Site」をオプション設定できる。「TOYOTA T_Site」は、フォークリフトに搭載した各種センサーにより稼動データを収集し、通信システムを利用して、走行時間や稼動率など様々な情報を提供するサービス。
 ラックストッカー1.0tは税抜740万円、オールウェイ1.5tは450万円。

 近年、eコマース市場の拡大などによる荷量の増加、荷姿の変化に対応するため、物流現場の保管効率向上ニーズは高まっている。
こうした保管効率向上ニーズに応えるため、2機種をモデルチェンジし、積載重量のバリエーションを追加。商品ラインアップの拡充をはかった。