学童施設に弁当配達、注文決済代行システムを活用

   味付けにこだわった「配食のふれ愛」

 高齢者向け配食サービスをFC展開するシルバーライフ(東京都新宿区、清水貴久社長)は、全国の学童施設向けに日替わり弁当を配達するサービスをこのほど開始した。情報通信システム構築の日商エレクトロニクス(東京都千代田区)が独自開発したオフィス向け宅配弁当の注文・決済代行システム「おべんとね!っと」を活用する。親や施設が弁当を作る負担を軽減し、共働き世帯をサポートする。

 配達する日替わり弁当は「配食のふれ愛」と「まごごろ弁当」の2ブランドある。いずれも管理栄養士が監修し、食事が飽きないよう1000種類以上のメニューを揃える。栄養バランスが良く、健康に配慮しているため、育ち盛りの子供たちも安心して食べることができる。弁当はシルバーライフが調理済み食材を定量チルドパックでFC店に届け、FC店が米飯を炊き、食材を容器に盛り付けて学童施設に届ける。320円(税別)から。

 弁当の配達を希望する保護者がスマホやパソコンから直接注文し、決済すると「おべんとね!っと」が学童施設単位で自動集計し、FC本部のシルバーライフに発注する。
 弁当は加盟FC店がそれぞれの学童施設に配達する。子供が持参する毎日の弁当づくりだけでなく、弁当を注文する場合の注文個数の取りまとめや現金回収など、これまで父母会などの保護者が受け持ってきた調整がすべて不要になる。

 シルバーライフと日商エレクトロニクスは保護者から弁当配達の要望が共に多く寄せられるようになったため、今回のサービスを展開することにした。今後はターゲットを学童施設だけでなく、給食がない小中学校や放課後の塾などにも広げ、来年度は300施設への導入をめざす。

  栄養バランスを考えた「まごごろ弁当」