パナソニック産機システムズは台湾でコールドチェーン事業を展開するパナソニック香港(=PHK)の台湾支店を引き継ぎ、新会社「パナソニック産機システムズ台湾株式会社」を1日設立した。台湾市場のコールドチェーン事業の強化と空調事業の本格立ち上げが目的。
台北市中山區民權西路27−3。代表取締役は現パナソニック香港の台湾支店長の茶谷崇氏。従業員32名、資本金7億3600万円でパナソニック産機システムズが100%出資する。
新会社はPHK台湾支店で推進中のコールドチェーン事業に、業務用空調事業を新たに組み合わせた「トータルソリューション」としてのBtoB事業を展開する。
PHK台湾支店と取り引きのあるスーパーマーケット、コンビニエンスストア、レストラン、物流企業に対し、これまでのコールドチェーン機器・システムの取り扱いアイテムを拡大し、さらに業務用空調機器・システムもあわせてトータルで提案する。システム設計から設置・施工、導入後の保守・メンテナンスまで、すべて一社窓口で対応する。
同社では「台湾の食品流通業界、外食業界、物流業界に貢献する領域をより一層拡大し、利用者の事業活動をサポートすることで、BtoBビジネスのプロフェッショナルとして信頼を得て、ベストパートナーをめざしていきたい」としている。