油脂製品を値上げ

 昭和産業は油脂製品価格を2月1日納品分から改定する。
 米国産大豆の生産量は過去最高を更新したが、中国を中心とする旺盛な需要を背景にシカゴ大豆定期価格は高値圏で推移している。 
 カナダ産菜種も高水準の生産量が見込まれていたが、天候による収穫遅延の懸念や、シカゴ大豆油定期価格、パーム油価格高騰の影響を受け高値圏を維持している。
 急激な円安の進行は、油脂原料の調達コストをさらに押し上げる要因になっている。また、エネルギーコスト、物流費、包装資材調達コストの上昇も重なり、事業環境はさらに厳しい。
 同社では最大限経営努力に努めてきたが、価格改定せざるを得ないと説明している。

 対象製品と改定価格
  家庭用ポリ容器製 1kgあたり30円/以上の引き上げ
  業務用一斗缶製品(16.5kg) 1缶当たり550円以上の引き上げ
  ミニローリー1kgあたり30円以上の引き上げ
  加工用バラ 1kgあたり30円以上の引き上げ