ゼンショーホールディングスはマレーシア国内で展開する「すき家」(全4店)で、マレーシア政府のハラル認証機関JAKIMの認証を取得した。
日本の牛丼をマレーシアで提供するため、工場と店舗のハラル認証の取得を目指していた。牛丼のタレで使用する醤油はハラル認証を受けた醤油を使用し、その他の調味料も日本の牛丼の味に近づけるため、現地食材(ハラル認証済)をブレンドして日本の味を再現できる調味料を開発した。
醤油ベースのタレのほか、店舗で使用する食材はすべてハラル認証を受けており、食材の配送ではアルコールとの混載をなくすなどの対策を徹底したという。
工場は昨年7月にハラール認証を取得している。
ハラル認証は、イスラム法で認められたもの、合法なもののことを指し、食品ではイスラム教が禁じている豚肉、アルコールやその由来成分を含んでいないなどの条件を満たしていることをハラル認証機関が証明する。