スポーツ愛好者用サラダチキンを開発

新発売のサラダチキンスポーツ。1本170円(税込)

 サラダチキンの元祖メーカー、アマタケ(岩手県大船渡市、甘竹秀企社長)は、新製品の「サラダチキンスポーツ」を8月10日からオンラインショップで販売を開始する。東京ビッグサイトで開催された「第3回ウェルネスフードジャパン」で披露した。
 サラダチキンスポーツは抗生物質や合成抗菌剤を一切使用せずにアマタケが育てた地鶏ブランドの南部どりを使用している。通常サラダチキンは胸肉を加工するが、サラダチキンスポーツはささみの部位を使った点が大きな特徴。ささみは胸肉よりも脂肪が少なく、タンパク質が多いため、スポーツ選手らに人気が高い。今回は塩分控えめにし、糖分を商品1本(50g)当たり0.7gに抑えた。
 担当者は「胸肉を使ったサラダチキンはスポーツ愛好者にも好評だったが、味が濃い、甘いと言わることもあった。そこで塩分や糖分を抑え、さらにスティックタイプに成型して食べやすくした」と開発の経緯を語る。味はペッパーとゆず、レモンを揃えた。
 展示ブースにはアスリートの体型をした来場者らが大勢詰めかけ、早くも期待の高さがうかがえた。
 アマタケは「南部どり」や「岩手がも」の生産加工会社。18年前、他社に先駆けて開発したサラダチキンがスポーツ愛好者や健康志向の高い消費者から支持を受けて大ヒットした。昨年は新製法によって肉の内部まで味をしみ込ませたハーブ、チーズ、カレーなど5種類を新発売しバリエーションを広げている。