日本包装技術協会(会長=尾崎元規花王会長)など包装業界11団体は合同新年会を都内で8日開いた。
尾崎会長
尾崎会長は「包装産業は社会に調和した包装の実現に向けた新しい挑戦が始まっており、持続可能な社会形成への貢献が大きな命題となっている。特に食品に対する安全・安心への関心が大変高く、トレーサビリティの浸透など包装を通して食の信頼に向けた取り組みが進展している。一方で、適正表示の強化やユニバーサルデザインの促進などもまた消費者に向けた命題である」と語った。
また、協会が昨年創立50周年を迎えたことに触れ、「この機に、持続可能な社会形成に向けて公益事業の推進と強化に叡智と努力を傾注し、豊かな社会の構築と活力ある包装産業の実現をめざそう」と呼びかけた。
乾杯発声した浅野茂太郎副会長(明治ホールディングス社長)は「本年は東京パック2014(東京国際包装展)が日本の包装産業の総力を結集して開催される。世界を代表する国際包装展としてふさわしい内容と運営を図り、本展が包装産業の活力ある発展と社会生活の向上、さらに国際相互の理解を促進できるような機会としよう」と語った。