グラビア印刷事業を統合、容器の品質アップ

 食品容器のエフピコ川本化学と同社グループのグラビア印刷事業を統合するための合弁会社を設立する。
 最先端のグラビア印刷技術をもつ川本化学と事業を統合することで、食品容器の色・柄・デザインを付加するグラビア印刷の技術力強化を図り、スケールメリットを生かしたさらなる合理化を追求する。来年3月を目途に統合する。

 食品容器と言えば「白トレー」が常識だった時代に、同社は食品容器のファッション化に対応し、国内で初めて色・柄などのデザインを付加したカラー容器を製造販売した。
 弁当・惣菜を中心とした中食市場はさらなる拡大が予想される。同社グループではデザインと機能が進化したオリジナル製品である、マルチFP、マルチソリッ ド容器、OPET透明容器、新透明PP容器、リサイクル原料製品(エコトレー、エコAPET容器)を中心とした新デザイン容器や新機能容器を開発した。
 容器としての機能や働きはもとより、耐油・耐酸性、耐熱・耐寒性、断熱性等の素材機能の優位性、チルド対応やレンジマーケット対応、二酸化炭素削減をはじめとする環境問題への対応などにより、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで評価され、幅広く利用されている。