ガスと電気の“いいとこ取り”を提案

 東京ガスが提案している厨房機器「涼厨」。震災以降、電力供給への不安感が高まったのと比例して、ガス機器に対する関心も高まっているようだ。

厨房機器展の東京ガスのブース、説明会にも多くの
来場者が聴講した

 「ガス機器は熱い」、「ガス厨房は暑い」、というイメージを一新。厨房機器の主要メーカーと共同で開発し、高温になる釜の周囲は空気層を作って断熱、燃焼排気は排気筒から集中排気することで、厨房内への拡散を防ぐ仕組みを提案している。
 東京ガス法人営業二部の桑名朝子最適厨房推進マネージャーは「厨房のオール電化仕様は選択肢の1つとして変わらないが、震災以降、電力供給に何かあったとき困るのではないか、と感じている顧客も少なくない。“オールガス仕様”というのは不可能なため、従来通り、ガスと電気のいいとこ取りを提案する方針に変わりはない」という。