広島市に敷地10万�屬梁腟�模工場を建設
既存の広島工場（同社ＨＰから）
カルビーは創業の地である広島市内に最新鋭のマザー工場を建設する計画を決め、同市と立地協定を交わしたとこのほど発表した。
計画では同県廿日市市内にある既存２工場の機能を新工場に移転、集約する。
新工場の敷地面積は同社最大規模の10万�屐Ｅ蟷餝曚賄效呂世韻婆�38億円に上る。着工は2023年４月を予定している。
操業開始は２期に分け、第１期計画では「ポテトチップス」や「じゃがビー」、「サッポロポテト」などを製造する広島西工場の機能を移転し、2024年４月の稼働を予定している。第２期では「かっぱえびせん」や「さやえんどう」、スナック生地などを製造する広島工場の機能を移転するが、操業は2037年以降になる。
新工場は商品需要の拡大や労働力不足に対応するため、設備の自動化や生産効率の向上、省エネルギーによる環境負荷の低減を進める。特にデジタルトランスフォーメーションを推進して新技術や新商品を開発するなど「最新鋭マザー工場の役割を担う」（同社）。新工場で得た成果は全国の工場に横展開し、グループ全体の生産部門の競争力向上につながるとしている。
カルビーの2020年３月期の売上高は前期比2.9％増の2559憶円、営業利益は2.6％増の276億円と増収増益だった。新型コロナの影響は土産用商品や直営販売など一部に留まっただけで、ポテトチップスやシリアルが売上げを伸ばすなど好業績は巣ごもり消費の強さにも支えられた。
カルビーグループの国内生産拠点