冷熱・空調技術の展示会HVAC&R(ヒーバックアンドアール)ジャパンが来年2月23〜26の4日間、東京ビッグサイトで開催される。東1〜2ホールに173社が728小間の規模で出展する。出展者数、小間数ともに過去最多。
「グローバルな冷凍空調市場は20兆円といわれているが、日本は4兆円、つまり20%のシェアを占めており、今後も成長が見込める産業だと期待されている」(事務局)。
前回以上にグローバル色を濃くしており、今回初めての試みとして、海外の関連団体から冷媒の専門家を招き、セミナーも開催する。
海外の出展は32社と増えており、うち16社が中国企業。
「今年4月に上海の関連展示会に協会として出展し、現地企業と交流したことから、申し込みが増えた」(同)。
主催する(一社)日本冷凍空調工業会は日本冷媒・環境保全機構と共同ブースを出展し、業界動向などをデジタルサイネージで紹介する。フロン類対策をワンストップで行える仕組みの紹介、フロン排出抑制法の解説プレゼンなども行う。来場者アンケートを基にしたブースコンテストも実施する。
期間中、25日に虎ノ門ヒルズの熱源機械室の施設見学会を実施する。参加は無料だが、申し込み方法などの詳細は12月上旬に開設する公式ホームページで公開する。
情報発信のための講演は、23日が経済産業省や環境省の専門官がフロン排出抑制法の施行状況や、二国間クレジット制度の進捗状況を報告。海外関連団体の専門家による講演は24日、メーカーによる講演は25日に予定している。