“空気で立つ”パウチ、小容量を追加

 凸版印刷は「エアホールドパウチ」のラインアップに300ml以下の小容量サイズを追加した。パウチのサイド部分に空気を縦方向に封入することで自立性を向上させた。見た目に美しいだけでなく、持ちやすさと注ぎやすさを叶えた液体製品用スタンディングパウチ。

エアホールドパウチを採用したサンプル

 大関が3月に発売した新商品「凍らせ冷酒」と「凍らせ梅酒」、東亜酒造が同月に発売した新商品「冷やしておいしい原酒」に採用されている。黄桜が6月17日に発売した新商品「お酒のシャーベット シャリッと 純米吟醸」、「お酒のシャーベット シャリッと いちご」、「お酒のシャーベット シャリッと マンゴー」に採用したのを機に、本格展開する。
 空気を封入した部分から簡単に開封して空気を抜くことができるため、小さく折りたたんで廃棄できる。従来の900ml、500mlサイズに加え、新たに300ml、200ml、180mlの小容量サイズをラインアップに追加した。
 家庭の冷凍庫で凍らせるだけで簡単にシャーベット状になる酒や、注いですぐにスプーンですくってデザート感覚で食べたり、溶けたあとはシャーベット状を飲んだりと色々な飲み方を楽しめる。同社では清酒業界はもちろん、その他飲料や調味料、トイレタリー、理美容業界など液体製品を取り扱う業界に向けて拡販する。関連受注も含め2016年度に10億円の売上げを目指す。