事業体制再編を完了
フォーク・建機開発を効率化

 コマツユーティリティは川越工場(埼玉県)と本社(東京都港区)を栃木地区(栃木県小山市)に統合することを柱とする国内事業体制の再編をこのほど完了した。開発・生産効率の向上と部門間コミュニケーションの最適化を目指して、昨年5月より進めていた。
 統合により規模の拡大によるコスト削減だけでなく、フォークリフト・建機それぞれが持つ優位な技術を相互に活用することにより、製品開発力の向上を目指す。また、本社・営業部門も栃木地区に集約することにより、社内コミュニケーションの円滑化と迅速な意思決定も可能にする。

 同社はこれまで、本社・営業部門を東京に、ミニ建機開発・製造部門を川越工場に、フォークリフト開発・製造部門は栃木工場にそれぞれ置いていたが、ミニ建機とフォークリフトのシナジー効果実現を目指してこの1年間事業所統合を進めていた。

事業体制再編でフォークリフトの開発力を向上する