初の家庭用冷食8品を発表

 極洋は春の新製品48品を28日発表した。このうち8品が同社初の家庭用冷凍食品で、焼魚、洋食、弁当メニューの3タイプ。いずれも昨年6月に新設した“シーマルシェ”ブランド。シーマルシェは、既存品と新製品を合わせ全36品の品揃えに拡大した。

レンジ調理の焼魚、圧倒的なおいしさ提案

 家庭用冷凍食品の新製品として発売する焼魚は、「銀さけ塩焼き」、「さばの照焼き」、「さわらの旨み醤油焼き」の3品。銀さけはチリ産、さばはノルウェー産、さわらは韓国産。おいしさを追求するため、骨は抜いていない。じっくりと時間をかけて焼き上げ、1枚ずつ真空包装した。電子レンジ調理。グループ会社の(株)エィペックス・キョクヨーで生産する。
 焼魚については「ここまで本格的な焼魚は冷凍食品ではなかった」(同社)とする。上居隆常務は「これまでにない圧倒的なおいしさを提案していく」と語っている。
 洋風メニューは「アジのトマトソースかけ」(2個200g)と、「サーモンのチーズクリームソースかけ」(2個160g)の2品。
 アジは、ニュージーランド産の大型あじを切身にし、薄い衣でソテー風に仕上げた。ラタトゥイユ風の野菜がたっぷり入ったトマトソースをかけた。サーモンは、北海道産の秋鮭を切身にし、薄い衣でソテー風に揚げた。クリームチーズとパルメザンチーズを使った独自配合のチーズソースをかけた。両品とも北海道のクレードル食品(株)で生産する。
 弁当メニューは3品。
 「さけメンチカツ(味噌バターソースかけ)」(6個120g)は北海道産の秋鮭の中骨を高圧処理し、骨まで食べられるようにした上で、ミンチ肉にして玉ねぎなどと混ぜ、メンチカツにした。ソースはチャンチャン焼き風の味噌バター味。
 「白身魚と彩り野菜(チリソース&甘酢あん)」(2種2個100g)はニュージーランド産のホキをフリッターにした。トマトケチャップをベースにした甘めのチリソースと、レモン風味を少しきかせた甘酢あんの2種類のソース。
 「あじ天ぷら(ゆず風味甘酢あんかけ)」(4個84g)はニュージーランド産の大型あじを切身にし、天ぷら衣をつけて揚げた。甘酢あんにほんのり柚子風味をつけ、さっぱりとした味付け。いずれもクレードル食品(株)で生産する。