日本食品機械工業会は定時総会を都内で30日開催した。2013年度事業計画・予算を原案通り承認した。新会長に林孝司関東混合機工業社長を選任した。尾上昇前会長(OMC社長)は名誉会長に就いた。
林新会長
副会長には大田俊一兵神装備専務を再任したほか、品川士郎品川工業所社長、海内栄一花木工業社長、植田英雄四国化工機会長を新たに選任した。
今年度の事業計画の重点事項として、食品機械の安全・衛生化の推進、産学技術交流の促進と関連技術情報の普及、欧米の安全関連情報調査や規格研究機関との連携などを掲げ、食品関連業界が協力して安全・安心を追求し、消費者のニーズに誠実に応えていくことで意見を統一した。
総会後の懇親会で挨拶した林新会長は「景気は上向いている兆しはあるものの、製造業はまだまだ予断を許さない。我々食品機械業界は、ユーザーである食品業界の動向を常に注視し、絶えず技術革新を進め、安全・安心という基本を堅持し、食に関わるビジネスの新たな領域を切り開いていかなければならない」と語った。
開催が差し迫った国際食品工業展(FOOMA JAPAN)については「出展社数が前回を大幅に上回る過去最大の723社で開催する。ここまで大きな展示会に成長したことは食品業界の期待と熱意の表れである。必ず成功させよう」と呼びかけた。
(左から)植田副会長、海内副会長、林会長、大田副会長、品川副会長