牛乳の放射性物質、すべてが新基準適合

 日本乳業協会は加盟する各メーカーの牛乳製品に含まれる放射性セシウムの検査結果を公表した。福島県を含む関東、東北地方など17都県で検査に協力した110工場117製品のすべてで検出下限値(1kg当たり10ベクレル)を下回った。
 同協会は「自治体がモニタリング検査し、安全性が確認された原乳(生乳)を使用して牛乳・乳製品を製造しているため、製品は安全で検査の必要はない」としたうえで、「今回、自治体による原乳モニタリングを検証する」ことと、「新基準値施行に先立ち基準適合を確認する」ため検査を実施したと説明。「全製品で新基準に適合することが確認され、また原乳モニタリングの検査結果が検証された」としている。
 検査結果は同協会のHPで確認できる。