営業時間を変更、従業員の負担軽減と新規需要に対応

営業時間の変更に合わせて期間限定キャンペーン
を実施

 串カツ田中HDは76店舗で1日から営業時間を試験的に変更する。今年6月から導入した全席禁煙化に続き働き方改革をさらに推し進める。
 営業時間は土曜、日曜の開店時間を2時間繰り上げて正午とし、閉店時間はこれまでの午前2時から午前1時にする。平日は閉店時間のみ1時間繰り上げて午前1時に設定する。いずれも営業時間を1時間短縮する。
 深夜勤務の時間を短縮することで従業員の負担を軽減し、人材確保につなげる。深夜営業の短縮は店舗運営の効率化につながることも期待できる。
 串カツ田中は今年6月に全店約180店で全席禁煙を実施したが、客層や利用時間に変化が表れているという。土日の昼飲みや家族の昼食利用が増えている一方で、深夜帯の客数が減少。こうした需要の変化に対応する他、最近は母親らが日中に集まって食事会をすることが多く、その潜在需要を掘り起こすねらいもある。
 営業時間の変更で増収増益の効果が見られれば対象店舗数を増やす。