和歌山第３工場順調、省エネコンベヤを生産
和歌山第３工場
液化石油・天然ガスタンクのプラント設計施工大手、トーヨーカネツで物流システム事業を手がけるソリューション事業本部は和歌山第３工場を昨年秋に竣工し、本格稼働している。２階建て、延床面積4610�屐�主として省エネ効果の高い搬送機「エコロベヤ」の組み立てを担い、製品や部品の保管も行っている。
「エコロベヤ」は搬送物が流れている最小限の範囲のみローラが駆動することで、最大70％の省エネ削減を実現した。消費電力の削減は、ＣＯ２排出量を抑え、環境負荷低減につながる。従来必要だったエアコンプレッサや配管が不要のため、初期投資と電気代などランニングコストの削減を可能にした。
和歌山工場は、2014年に板金棟設備を全面刷新し、15年に組み立て棟が完成した。材料の受け入れから加工、組み立て、製品出荷に至るまで一貫した管理体制の下、生産のリードタイム短縮、品質向上に努めてきた。
さらなる品質と生産効率向上を図る昨今、自動化や省人化を目的とした物流設備投資が活発となり、さらなる生産量アップに向け、和歌山工場敷地内に第３新工場を設立した。これによりニーズに合わせ生産量を拡大すると同時に、さらなる品質と生産効率向上を図る。
地元とは災害発生時の一時避難場所として新工場の屋上を使用できるよう協定を締結。水や非常食を倉庫で備蓄し、地震や洪水時に約200人が避難できるよう準備を整えた。
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