PB展、生鮮商品の差別化提案

 日本能率協会は「第2回PB開発展」を東京ビッグサイトで6月16日から3日間開催する。新たに2つの企画「付加価値型PB大展示コーナー」と「生鮮商品受託生産コーナー」を設け、企業の出展ブースとセミナーで情報を発信する。事務局では食品・日用品・ヘルスケア商品などのPB/OEM受託を希望する企業の出展を募集している。
 業界により強く提案するため、「付加価値型PB大展示コーナー」は価格以外の付加価値要素を訴求する“次代のPB”を供給者サイドが主体となって提案するコーナー。「低価格」という商品特性を武器に急成長したPB市場に、価格以外の価値を提案することでPBカテゴリーの多様化を推進する。
 「生鮮商品受託生産コーナー」は差別化戦略として農畜水産商品のPBを提案するコーナー。PBを導入する小売業、卸売業、フードサービス業が増えており、様々なPB商品が市場に広がるなか、オリジナル生鮮商品をラインアップして他社との差別化を図る動きが始まっている。生産者やJA、商社などによる農畜水産物のオリジナル商品やPB商品を企画提案する。
 同展はPBの開発とOEMに焦点を絞った日本初の展示会として昨年11月に初開催した。