ふき取り検査キットのキャンペーン展開

 キッコーマンバイオケミファはふき取り検査キット「ルミテスター」の旧モデルの下取りキャンペーンと、「ルシパックPen」の増量キャンペーンを実施している。

 同社の洗浄チェッカーは、「ルミテスター」と「ルシパックPen」を組み合わせて使用する。ふき取るだけで見えない汚れを測定する。測定時間は10秒と短時間でできる。
 ATP(アデノシン三リン酸)とAMP(アデノシン一リン酸)は生命活動が行われているところに必ず存在する。それは微生物や体液、食物残さの汚れが起因しており、「ATP、AMPが存在するということは、 そこに生物、あるいは生物の痕跡が存在する証拠となる」(同社)。この仕組みを検査の特徴としている。特に、加熱や発酵によりATPが変化した物質(AMP)の量も測定できるため、食品製造現場の食品残さ(=汚れ)として割り出すことができるのが強み。
 このチェッカーは短時間で検査できる利点を活かし、食品工場や給食施設を中心に導入を伸ばしている。さらに利用を広げるため、キャンペーンを行う。

 ルミテスター旧モデルの下取りキャンペーンは、対象機種の下取りを条件として、今年3月に発売した最新機種「ルミテスターPD−30」を半額の4万9900円(税別)で提供する。キャンペーン期間は10月31日まで。
 下取りの対象となるルミテスターは、K−100、K−200、K−210、C−100(N)、C−1000、C−110、PD−10(N)、PD−20。
 最新機種「PD−30」は温度補償機能、自己診断機能、8言語表示、顔イラスト表示、データ解析ソフトのバージョンアップ、スタンド機能付きソフトケースなどの新機能を搭載している。

 「ルシパックPen」の増量キャンペーンは、通常1キット100本入り(20本×5袋)のところを120本入り(20本×6袋)とし、価格据え置きで提供する。9月30日まで。
 「今までと同じコストで、さらに20カ所多く検査できる。日頃気になっているところのチェックなど、この機会に洗浄評価やふき取り箇所の見直し、ふき取り検査の定期化に役立てていただければ」と利用を呼びかけている。

 同社の洗浄チェッカーは「フードシステムソリューション2014」(9月17日〜19日、東京ビッグサイト)、「食品開発展2014」(10月8日〜10日、同)で体験できる。