木村哲郎の「生鮮プロセスセンター製造商品の安全・安心」−４−
精肉商品での事故の実例と対策
（４）食品の表示制度
�た�品衛生法に基づく表示の内容
＜６＞アレルギー食品
特定の食物が原因でアレルギー症状を起こす人がいます。アナフィラキショック（全身発赤呼吸困難、血圧低下など）も年々増加しています。2002年４月から、アレルギーを起こしやすい物質を加工食品に表示することになりました。
＜６＞−１アレルギー表示、運用上の留意点
畜産・水産ＰＣでは添加物、アレルゲン表示は主に裏貼りシールに記載があります。
味付け、タレ漬け商品の裏貼りシールを忘れると全品回収となります。
※値付け機のエアー圧力不足で貼れない場合があります。裏貼りシールの確認が必要です。
＜６＞−２アレルギー商品、製造上の留意点
�．織貭劼院▲好僖ぅ耕Ｉ佞栄覆寮渋い蓮▲灰鵐織澆�起きないよう、部屋と器具を別にするか、それが無理なときは最後に製造する。作業終了後の洗浄は十分行う。
�▲織譟▲好僖ぅ后�調味料が欠品した場合、他の代替で製造しない。欠品を恐れない。
��タレ、スパイス、調味料の内容表示は入荷の都度確認する。メーカー仕様の変更や出荷間違い、または代替商品の場合もありうる。
＜７＞牛肉のトレーサビリティ
トレーサビリティのセンターでの運用は大きく分けて３通りあります。
�仝粁舛�らバーコードで分割、整形、スライス
各工程へ紐付けを行い（ラベルで継承）、値付けでデータを拾う。
�∈邏帆阿謀�日加工予定の原料肉のラベルを全部読み取り登録する。
��作業終了後、使った原料のラベルを読み取り登録する。
＜８＞ＭＤ（販促）ラベルでの回収例
銘柄牛や豚鶏にＭＤ（販促）ラベルを貼ることがあります。
輸入牛肉に和牛ラベル、通常豚に黒豚ラベル、通常ブロイラーに地鶏ラベルを貼って出荷した場合、即全部回収です。
原因：
１、ＭＤラベラーが前のアイテムのままで作動
２、指示カードの見間違え
対策：
１、値付け切り替え時の確認
２、値付けチェックシートを複数で行う
３、値付けラベル以外は貼らない