食品スーパーのヤオコー(本部=埼玉県川越市)は埼玉県東松山市に「ヤオコーデリカ・生鮮センター」を18日竣工する。中期目標「250店舗、売上げ5000億円」に向けて、既存の小川デリカセンター(埼玉県小川町)の機能を拡張・発展させる。稼働開始は6月16日。
新センターは敷地1万坪に鉄骨造2階建ての工場棟と鉄骨造1階建ての付属棟を建てた。建築面積1466坪、延床1867坪。
既存の小川センターで製造しているデリカ売場向けの餃子、おはぎの餡、弁当用のサラダなどを製造する。その後、生鮮向けのカット野菜などを製造し、生鮮部門との連携強化を段階的に図る。餃子は店舗の焼き機に並べやすいトレーに変更し、巻き寿司は複数の素材をセットした形で納品するなど、店舗での作業性改善にも力を入れる。
埼玉県と東松山市が進めているエコ・ファクトリー化推進事業に基づき、建物屋上には太陽光パネルを設置した。
新デリカセンター外観