今年6月に開催される「FOOMA JAPAN2010」(日本食品機械工業会主催)で今注目されている「植物工場」を企画ゾーンに予定していると事務局は明らかにした。
植物工場は野菜などの育つ環境や生育状況を人工的にコントロールし、1年を通じて計画的な生産を行なうことができる栽培施設。季節・天候、土地を選ばないために収穫が安定し、高度な環境制御によって農薬使用量も低減できる、いわば「未来型の畑」と呼ばれる。
09年4月現在、植物工場は全国に50カ所。「生産者の経営安定につながるとともに、クリーンな作物を安定的に確保できることから、経済産業省や農林水産省もその発展を支援。展示会では注目を集める植物工場のシステムを紹介する」という。
また、各地方自治体や地域の産業振興団体、海外各国大使館を通じて、内外の優れた加工・業務用原材料も展示する。安全・安心が強く求められている現在、各地にある高品質な原材料は新たな食品や新技術の開発に結びつくものだと事務局はアピールしている。
このコーナーは出展者側のプレゼン用ステージと商談コーナーを設ける予定。原材料の展示は生産者と食品開発者を結びつけ、BtoB(企業間取引)の可能性を広げる。