千葉工場、新体制で稼働開始
ファンケルは化粧品の主力工場である「ファンケル美健千葉工場」にサプリメントの製造ラインを増設し、化粧品とサプリメントの複合型工場として10月新たに稼働開始した。
増設したサプリメントの製造ライン
千葉県流山市西深井1028‐５。地上２階で延床面積は2675�屐�食の安全に配慮し、フードディフェンス強化のため、工場入り口に業界でも先進技術となる静脈認証システムを導入し、作業員の入場管理を徹底した。
健康補助食品のGMPを取得している「ファンケル美健横浜工場」と同様の厳しい管理基準に加え、医薬品（固形製剤）レベルの衛生環境を整えた。
労働人口の減少や高齢化に備え、自動化、省力化を考慮した生産機器と生産方式を採用した。
化粧品生産に利用していた既存の建屋を有効利用して、投資を抑え、短工期で、生産能力の向上を実現した。
これまで同工場は、無添加化粧品の主力工場として、最先端の生産設備を導入し、高い衛生基準を誇る生産システムのもと高品質の製品を供給してきた。
中期経営計画の達成に向けて、サプリメントの生産能力を増強すべく、15億円を投資して製造ラインを増設した。これにより無添加化粧品に加えて高品質なサプリメントを同時に製造できる、新しい複合型工場になった。
同工場では「カロリミット」など同社の主力サプリメントの生産を行い、既存の「ファンケル美健横浜工場」と合わせて、サプリメントの生産能力は従来の1.6倍になった。