10月は「ロジスティクス強調月間」、今年も実施

 日本ロジスティクスシステム協会は毎年10月に定めている「ロジスティクス強調月間」を今年も実施する。月間内に東京、中部、関西、九州の各地域で講演会や事例発表会を開催し、全国的な規模でロジスティクス推進を働きかける。
 「ロジスティクス全国大会2011(東京)」が東京都千代田区のJA共済ビルで18日、19日開催される。テーマは「ロジスティクスによる企業価値の向上〜転換期を迎えたサプライチェーン〜」。タカラ物流システムの大谷將夫社長と経済アナリストの森永卓郎氏が講演する。先進企業が6つの事例を発表する。
 「九州ロジスティクス講演会2011(福岡)」はホテルセントラーゼ博多で20日開催される。テーマは「変革期における新たなロジスティクスの視座」。TOTOの加藤正行物流本部長が「東北地方太平洋沖地震の被災対応と今後のSCM展開」をテーマに講演。イオンアイビスとシモハナ物流が先進事例を紹介する。
 「関西物流改善事例発表会2011(大阪)」は兵庫県尼崎市の都ホテルニューアルカイックで25日開催される。日本ロジスティクス研究会との共催。「改善力を磨く」をテーマに、人時生産性・作業効率の向上、コスト削減などを実現した7件の改善事例を発表する。
 「中部ロジスティクス講演会2011(名古屋)」は名古屋市中区の名古屋銀行協会ホールで27日開催される。ユニークな経営手法で知られる未来工業の瀧川克弘社長が「常に考える」をテーマに講演する。事例講演では、製造業、物流業、流通業のロジスティクス先進企業各社が取り組み内容を発表する。