日本惣菜協会がまとめた2014年の惣菜市場規模予測は、コンビニがけん引して2.4%増9兆1080億円に成長した。今月15日に詳細を伝える「2015年版惣菜白書」を刊行する。
業態ごとに代表的な企業の惣菜販売額を調査し、前年比を算出。これに前年の市場規模を乗じて翌年の市場規模を予測している。
14年は専門店、他が0.8%増2兆8858億2600万円、コンビニが5.1%増2兆7080億7200万円、食料品スーパー2.8%増2兆2199億8000万円、総合スーパー0.1%増9242億7500万円で、百貨店(0.5%減3699億2100万円)以外は伸長した。
13年は2.1%増8兆8962億円。11年以降、成長が続いている。
15年版惣菜白書では(1)惣菜市場の市況と方向、(2)惣菜市場の動向、(3)惣菜産業の経営動向、(4)消費者動向について調査した。惣菜市場の動向には容器包装後に低温殺菌し、冷蔵で1カ月程度日持ちする調理済み包装食品「袋物惣菜」の市場規模を12年から加えている。
消費者動向は、首都圏、近畿圏、北海道圏、中京圏を対象に調査した。