アサヒ飲料は商品にラベルを付けないラベルレスPETボトルのラインナップを拡充し、通販・宅配を中心に順次発売する。
「アサヒ十六茶 ラベルレスボトル」(630ml)、「アサヒ六条麦茶 ラベルレスボトル」(660ml)を新たに5日発売した。「守る働く乳酸菌 ラベルレスボトル」(100ml)は3月26日から発売する。
アマゾン通販サイト限定でテスト発売している「アサヒおいしい水 ラベルレスボトル」は600mlはそのままに、1.9Lを2Lサイズに変更してアスクルやロハコ、楽天市場、宅配コープでも5月21日から発売する。
PETボトルに貼付しているラベルを削減することで廃棄物量削減だけでなく、ラベルをはがす手間を省き、使いやすくした。これまでラベルに記載していた原材料名などの一括表示は外装ダンボールに記載。個々の商品に記載が必要なリサイクルマークはボトルに貼付したタックシールやキャップに表示する。こうした取り組みで樹脂の使用量を約90%削減するという。
アサヒ飲料は持続可能な容器包装の実現に向けて「容器包装2030」をこのほど制定した。ラベルレスボトルの拡大、脱プラ容器や新素材の研究開発と共に、2030年までにプラ容器包装の全重量の60%にリサイクルPETや植物由来素材などを使用するとしている。
左から十六茶、六条麦茶、乳酸菌のラベルレスボトル