和光堂の栃木工場(栃木県さくら市、角屋敷俊二工場長)はISO22000の認証をこのほど取得した。認証機関は日本品質保証機構。従来からHACCPシステムに基づいた自主運用で食品安全に取り組んでいたが、2009年4月から認証取得に向け準備していた。
同工場は主に育児用調製粉乳をはじめ業務用粉乳、粉末清涼飲料などを製造している。06年3月からはTPM(Total Productive Maintenance&Management)活動を導入し、併せて「安全」と「品質」を基盤とする生産体制の構築を目指し、作業改善・設備改善や人材育成などの活動に継続して取り組んでいる。
新たにISO22000を導入し、これまでの取り組みを融合・連携して運用することで、食品安全への取り組みを強化する。また、「第三者審査による認証を受けることで、消費者からの信頼にこたえていきたい」(同社)としている。
栃木工場で製造している豊富なミルク風味が人気のインスタント粉末飲料「牛乳屋さん」シリーズのラインアップを刷新、全12品を26日から新発売する。
コーヒー、紅茶商品の中味をリニューアルし、より「牛乳屋さん」らしいミルクの風味を大切にした味わいに刷新した。
パッケージはデザインをリニューアルし、シリーズ名「牛乳屋さん」をアイコンとして見やすくするとともに、中味の特長と飲み方を表現したイラストを大きく配し、商品の特長である「たっぷりのミルク風味」をわかりやすく表現した。また、包装形態を見直し、1杯分ずつ分包した使いやすいスティックタイプを5本入りに変更し、消費者の「手軽にちょっと買いたい」、「色々な味を楽しみたい」といった要望に応える。
同シリーズは1917年国産初の育児用粉乳の研究開発から100年以上培ってきた技術をもとに、独自のクリーミングパウダーを製造し、用途別に多彩な品種を取り揃えている。1991年カップ式自動販売機で最初に発売してから19年を迎えており、現在では様々な商品形態を展開して親しまれている。