後付けできる多機能分子調理器

 凸版印刷エバートロンと連携し、同社の業務向け多機能分子調理器「Dr.Fry(ドクター フライ)」の販売を10月末開始した。

 電極パネルを油に沈めるだけで設置完了

 エバートロン独自の物理的な水分子コントロール技術を応用し、揚げる、焼く、蒸すという異なる調理機能を同時に実現する業務用の多機能調理器。食材内の水分が爆発して食材に穴ができ、その穴に油が入り込む調理時の突沸現象を微小に抑え、短時間でカリッと揚げることができ、調理後も長時間ジューシーさを保つ。
 オイルミストが激減するので、安全で清潔な環境を実現。油の寿命が長持ちするので、油代、廃油代のコストを削減できる。通常のフライヤー機器に後付けで設置でき、手軽に導入できる。
 一槽式フライヤー用は税別39万8000 円、二槽式フライヤー用は56万8000円。

 今回、凸版印刷はエバートロンと連携し、これまでの顧客企業とのネットワークを活かし、様々な用途を提案し、大手スーパー、コンビニ、チェーンストアなどへの販売を本格化する。
 今後はエバートロンの持つ水分子コントロール技術に、凸版印刷が持つ店頭効率化や、マーケティングノウハウなどを組み合わせ、フードロスなどの社会課題の解決に向けた新たな製品開発を共同で進める。