冷凍コンテナ4700本を新規調達、運用4万本に

 日本郵船は40フィート冷凍コンテナ約4700本を新規調達し、11月から本格的な投入を開始した。
 コンテナの新規調達は昨年の5500本に続く。これにより運用する冷凍コンテナは4万本を超え、製造後の平均経過年数は約4年へと若返った。

          調達したコンテナ

 調達した約4700本のうち約600本は温度だけでなく、酸素濃度と二酸化炭素などの空気成分をコントロールする機能を持ち、生鮮品・青果物の鮮度・品質を保ち、貯蔵が長持するCA機能を併せ持つコンテナ。葉物野菜や果物をはじめとした貯蔵環境に敏感な生鮮食品を新鮮なまま輸送できる。
 CAコンテナは中南米諸国から日本・アジア地域への果物輸送のほか、近年注目されている日本ブランド青果物の輸出用に主として使用される見込み。
 日本政府による経済成長戦略も相まって、冷凍コンテナによる輸送需要は今後堅調な伸びが予想されている。同社はこの成長分野に積極的に投資し、高品質で競争力のあるサービスを提供していく考え。