物流の最前線が学べる、専門フォーラム開催

昨年の会場風景(同フォーラムのホームページから)

 「アジア・シームレス物流フォーラム2018」が東京流通センター(東京都大田区)で5月17〜18日開催される。
 経済発展を続けるアジア諸国との物流・サプライチェーンのシームレス化をテーマに、政策連携やASEAN連携、コールドチェーン、ロボティクス、AI/IoT、オムニチャネルなどの切り口で24のセミナープログラムに約80名が登壇する。
 注目は18日に行われるパネルディスカッション。「飲料、加工食品、日用雑貨業界が挑む次世代の共同物流チャレンジ」をテーマに、アサヒビールや味の素、サンスターの執行役員らが討議する。
 この他、特別企画として「物流女子会」が17日に行われる。物流ダイバーシティの推進をテーマに、国土交通省総合政策局物流政策課や日本パレットレンタル、東京海上日動火災保険の各女性リーダーが語り合う。
 同フォーラムは今年で7回目。聴講は無料だがWEBでの事前登録が必要。前回は1万人超が参加した。
 政府は昨年閣議決定した「総合物流施策大綱(2017〜2020年度)」で連携・協働による物流の効率化や環境整備を促進するとしており、物流の生産性向上の観点から今後は企業間連携の取り組みが広がると見られる。