昭和産業は中国天津のプレミックス事業を強化する。既存の合弁工場を移転・拡張する形で2012年６月の稼働をめざす。新工場の生産能力は年間１万2000ｔで、既存工場の約２倍。生産品目のバラエティ化に対応するとともに「販売が伸びている中国国内需要に対応する」のが狙い。
同社は台湾の食品・飼料の大手、大成集団と合弁でプレミックスを製造する「大成昭和食品（天津）有限公司」を2003年２月11日設立。今回の事業拡大に向けて、新たに700万ＵＳドルを増資し、資本金を895万ＵＳドルとする。同社は増資金額の45％を引き受け、出資比率が22.5％から40.1％となる。
新工場は、これまでの乳・卵フリーの設備の他に、新たなラインを増設し、年間生産能力を倍増する。これにより大幅なバラエティ化と、拡売に対応する体制を整える。６階建て、延床面積8000��