高圧加工セミナー開催、欧米で注目の技術を解説

  Avure社の食品高圧加工処理装置

 ジョンビーン・テクノロジー(JBT、東京都中央区、川上真一社長)は高圧加工技術(HPP)のセミナーを10月25日、東京都江東区の東京国際交流館(プラザ平成)で開催する。

 食品を高圧加工すると熱を加えずに微生物の増殖を抑制できるだけでなく、酵素を失活させて食品中の有用成分が分解するのを防止したり、牡蠣やアサリのような二枚貝の殻から実をはがすなど、様々な効果がある。

 昨今、欧米では同技術が脚光を浴びており、生ジュースをはじめ様々な市場に採用が拡大している。日本でも政府の承認を待って高圧処理に期待する食品関係者が少なくない。

 同セミナーでは、こうした市場の変化をふまえ、食品高圧加工処理の特徴、包装資材、世界における活用実例を紹介するとともに、将来展望についても解説する。

水産、肉、チルドなどの事例を紹介

 講師は、同分野で世界的に大きなシェアを持つJBT Avur e ( ジョンビーン・テクノロジ・アビュアー)のHPP食品化学&微生物学担当副社長のErool・Raghubeer博士(エロール博士)と、JBT社アジア販売担当のAlex・Leduc氏(アレックス氏)。

 エロール博士は①食品における高圧加工技術(特徴・製品)②新しいアプリケーションと包装資材③飲料、デイリーフーズ④加工食品、チルド食品⑤食肉――について解説する。 
 アレックス氏は①水産物②AvureのHPP機種の紹介③加工食品の事例紹介④オートメーション化――を紹介する。

 午前9時30分~午後4時ごろまで。昼食付。問い合わせはJBT(電話03-3660-5550)まで。締め切りは10月16日。QRコードをスキャンして登録することができる。

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